2010年1月4日月曜日

最北のパワリハ施設遠征Part3

お待たせしました。
遠征報告第3弾です。

家族報告会の後は近隣(近隣と言っても50Km離れている釧路ですが)のセラピストやケアマネとの
交流会に参加させて頂きました。
日頃、田中医院や瀬下先生と懇意にされている方達20名ほどが集まり、医療介護そしてリハビリに
付いて熱いトークが交わされ、あっという間の交流会でした。



これが交流会の会場と厚岸町の全景です。

厚岸町を見渡すせる高台にある、おしゃれなレストランでの炙り焼きパーティーが開催
されました。(もちろんノンアルコールですよ!)









交流会には、こんなに沢山の方達が参加されていました。
 
一番手前の男性は釧路の老健施設センター長で、瀬下先生と同じく熱い先生で
デイケアで利用者さんの日常生活動作向上の為に、利用者様から物を持っての
移動が一番大変なんだよねぇと話しを聞くと、物を持っての移動と準備や後片付け
等の日常生活動作を取り入れたリハビリの一環として、毎週利用者さんとBBQを開催
し、またそのBBQ活動の中でも利用者様がそれぞれの役割を分担したり、勿論その分担の
選択肢の中には何もしない、お殿様席とお雛様席も選択する事が可能で以前に当施設へ
見学と講演に来られた群馬の「かがやき」の施設長とおなじ様な話しをされていました。
このセンター長の施設での取り組みも、とてもユニークで生活に密着したサービスを提供され
ているようで、機会があれば是非とも見学に行かせて貰いたい施設です。








そして、これが炙り焼きの食材!
 
どうです美味しそうでしょう?(とっても美味しかったですよ)
 
美味しい食材と熱いトークで、あっという間の交流会を終え、夜は田中先生と事務長
そして瀬下先生との熱い懇親会です。

どうです?
 
北海道の毛ガニと鯨をご馳走になりました(^_^)v
鯨って子供の頃は嫌ってほど食べさせられましたが、最近では高級食材になり滅多に口に
する事が無くなりましたよね? 非常に懐かしく、そして美味しく頂く事ができました。
 
しかも、この懇親会は田中医院理事長のご好意でポケットマネーで開催して頂きましたm(_ _)m
田中先生、美味しいお料理をご馳走して頂き、本当にありがとうございました。
是非とも当施設にもお越し下さいませ、院長そしてスタッフ一同、心よりご来阪をお待ちしております。
最後に4人でお決まりの記念撮影をパッチ!
  
ここまで、だとただ美味しい物を食べに行っただけじゃなって思われるでしょうが、
ここからが本番ですよ!
  
翌日は早朝より施設見学です。
田中医院の正面写真です。
立派な建物ですが、中身(システム)はもっと立派ですよ!

先ずは設備の案内掲示
どうです? 全ての案内表示は生活動作に置き換えて表示されていました。
 
これは○○筋や○○関節を云々・・・ なんて表示ではなく利用者様に解りやすく
そして生活動作のこんな所に役に立つんですとしっかり伝わります。
 
今度は昨日の「100歳からの俺のリハビリ」を講演された、西田様との再会です。

どうですか? 今年100歳になられる様に見えますか?
お元気に個別リハビリを受けられ、マシントレーニングでもカメラ目線でサービス精神満点です!
  
本当に楽しんでリハビリを続けられており、利用者様の満足度の高さがうかがえます。
 
その、リハビリに「やり甲斐と意欲」を高める工夫のひとつがコレです!
利用者様ご自身でこれから行う
マシントレーニングの機種を選択し、負荷を確認されています。
 
このシステムに付いてはパワリハ学術発表会で報告されると言う事なので、ご興味の
有る方は是非とも3月に行われる学術発表会で講演をお聞き下さい。
とても素晴らしい取り組みだと思います!
    
この写真、何をしているのかわかりますか?

スタッフが利用者様の状態を常に意識している為に、動作スピードやタイミング等に
変化を感じたら、マシンの負荷が適正であるか痛みは無いかを確認しています。
 
これも、当施設で見習わなくてはならない取り組みだと感じました。
 
そして、これも目玉のシステム!
リハビリが終わられた後は
利用者様皆さんが、今日のリハビリがどうだったのか、また生活でどんな変化が
有るのかを報告会形式で、皆さんでお話しになっています。
これも素晴らしいシステムで是非とも当施設でも取り入れたいものです。
 
最後に教育プログラムの一環として行われているのがコレ!

管理者でセラピストの瀬下先生が新任スタッフ教育をマンツーマンで行っています!
この時は、ご利用者様の了解の元に利用者様の身体状況や疾患に付いて丁寧に
レクチャーされていました。
  
この施設では徹底した教育プログラムが用意されており、3ヶ月から5ヶ月で介護スタッフが
セラピストと共通言語が話せる様に教育されます。
 
これも、是非とも取り入れたいシステムのひとつでした。
 
今回の北海道遠征は非常に大きな収穫を得る事ができ感謝しております。
 
これも、当医院の院長の理解があればこそ叶えられたことですが、それよりも3日間もの
長期間に渡って受け入れて頂いた田中医院の理事長そして事務長さらに瀬下先生のお陰です
皆さん、本当にありがとうございました。

今回、学んだ事を当施設で活かし利用者様に還元出来る様に今年も頑張り続けます。
 
投稿者:M