2017年9月21日木曜日

田中外科通所リハでの様子⑧~学習療法~

 本日は田中外科通所リハで行っている「学習療法」のご紹介です。先ずは脳を鍛えるとはどのよ

うな事なのかを少し詳しく見てみましょう。

脳を鍛える・・・脳トレで知られている東北大学川島隆太教授らの研究で前頭前野がどのような

時に活性するのかを調べたところ、「音読、書くこと、単純計算を早くすること」が活性することに

注目し「音読と計算を中心とする教材を用いた学習を、学習者と支援者がコミュニケーションを取

りながら行うことで、学習者の認知機能やコミュニケーション機能、身辺自立機能などの前頭前

野機能の維持・改善を図る。」認知症の症状維持、改善を目指す脳のリハビリテーションの手法

です。
人間が他の動物よりも発達している前頭葉の「前頭前野」と言う部位、その機能は?
1. 思考する
2. 行動を制御する
3. コミュニケーションする
4. 意思決定をする
5. 情動を制御する
6. 記憶のコントロールをする
7. 意識・注意を集中する
8. 注意を分散する
○前頭前野が活性化する行動や思考はどのような時?
それは、一桁の足し算などの簡単な計算問題を解いている時、本を音読している時なのです。

と言うことは計算や音読を毎日行うことで、左右脳の前頭前野が活性化し、それが刺激となって

低下しつつある脳機能を向上させることができる。それが学習療法なのです。

実際に通所リハで学習療法を行っている場面を写真に収めました。




 学習療法を希望される利用者様には1対1で学習療法を実施しています。「学習療法について

もっと知りたい」という方はお気軽に田中外科通所リハビリテーションまでご連絡下さい!(^^)!

田中外科通所リハビリテーション:072-805-3553