2012年9月20日木曜日

家族参加型イベント

★家族様参加型イベント開催★

9/18(火)~9/20(木)の3日間、「ご自宅でできるリハビリ」をテーマに
家族参加型イベントを開催させていただきました。

皆様から「家でもできる運動はないかな・・・」という様なお声をいくつもいただき,常日頃デイで実施している「棒体操」と「嚥下体操」をご自宅でできるリハビリとして,おさらいも兼ねて紹介させていただきました.

まず「棒体操」


目的
①肩や肘の筋肉のストレッチ ②お腹周りや背筋のストレッチ ③座位バランスの向上
④猫背・肩こりの予防 ⑤呼吸がしやすくなる  

運動時の注意点
①動かしているところを意識する ②痛みのない範囲で反動をつけず動かす ③ 呼吸を止めない

運動内容
①棒を両手に持ち肘を伸ばしたまま上にあげる×10回
②体をひねる×10回
③肘の曲げ伸ばし×10回
④両手を上にあげ体を左右に倒す 左右×10回
⑤棒をたてにして肩をひねる×10回
⑥肘を伸ばした状態で手首を上げ下げ×10回
⑦両手で棒を持ち頭の後ろまでもっていく×5回

棒は新聞紙とビニールテープで簡単に作れます.
ご自宅で作れない場合は,お渡ししますので、お気軽に声をおかけ下さいね.


次に「嚥下(えんげ)体操」

目的
①顔・口・舌のストレッチ
②かむ力・飲み込む力をきたえる
③唾液の分泌を促す
④舌の動きの向上(しゃべりにくさの改善)

内容

顔面運動…口の周りの筋肉を運動・刺激する事で機能低下や食べこぼしの予防を行う
       ①口角を横に引く
       ②唇を前に突き出す
       ③頬を膨らます
       ④口をすぼめ,頬を凹ますように息を吸い込む   各5回
       ⑤大きく「あー」と言いましょう  5回
       ⑥発声  パ.タ.カ.ラ

舌の運動・・・舌の運動により食物を噛む・飲み込む事,唾液分泌や舌の動きの向上に繋がる
       ①口を開けたまま舌を前方に突き出す 5回
       ②口を大きく開けて舌を上あごにつける 5回
       ③口を開け舌を左右に出す  左右合わせて6回
       ④口を開け唇をぐるりとなめる  左右各1回
       ⑤最後に出てきた唾をゴクンと飲み込んで下さい

唾液腺マッサージ・・.加齢や内服の影響で出にくくなる唾液の分泌を促す
            ①耳下腺のマッサージ
              人差し指から小指までの4本の指を頬にあて,上の奥歯の辺りを後ろから
              前に向かって回す(5回)
            ②顎下腺のマッサージ
             親指をあごの骨の内側のやわらかい部分にあて,耳の下からあごの下まで           
             5ヶ所くらいを順番に押す(各5回)
            ③舌下腺のマッサージ
             両手の親指をそえ,あごの真下から手を突き上げる様にゆっくりグーッと押    
             す(5回)

以上の体操は,図付きの資料も用意してあります.今回参加出来なかった方で,資料を希望される場合は,遠慮なく通リハまでお声かけ下さいね.

「継続は力なり」

今回参加して頂きました利用者様,家族様,ケアマネージャー様ありがとうございました.