2017年6月29日木曜日

気になるトピックス①


 田中外科通所リハのブログをご覧の皆様こんにちは!(^^)!本日は私が気になるトピックスをお伝え

したいと思います。今回はNYタイムズに掲載されていた記事をご紹介させて頂きます。リンクは下

に貼っておきます(^^)

「Losing Fat, Gaining Brain Power, on the Playground」 The New York Times Magazine
https://www.nytimes.com/2017/06/16/magazine/losing-fat-gaining-brain-power-on-the-playground.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fhealth&action=click&contentCollection=health&region=rank&module=package&version=highlights&contentPlacement=2&pgtype=sectionfront&_r=0


 近年、「運動と脳」の関係は少しずつ解明されてきており、「運動をすると脳にもいいですよ!」と 

言われています。今回の記事も運動と脳についてなのですが、対象は大人ではなく子供です。実

は大人だけでなく、子どもも運動不足になると過剰に内臓脂肪が蓄積されてきます。内臓脂肪は

増えすぎると炎症を引き起こしたりインスリン抵抗性を高めてしまう(血液内に糖が溜まりやすくな

る)のでとてもやっかいです。今回は内臓脂肪と脳機能の関連に注目した研究のようです。

 対象は8∼10歳の子供で、9か月間、放課後毎日約70分、鬼ごっこや他の運動を行ってもらうグ

ループと普段通り過ごしてもらうグループに分けて調査し、各グループには調査前と調査後に

それぞれ内臓脂肪の評価と認知機能のテストを行いました。

 結果は、運動を行ったグループの肥満の子どは、9か月後にいまだ標準体重を超えていても、

調査前に比べ内臓脂肪は減少し、さらに認知機能テストも調査前に比べ上昇したようです。もち

ろん、開始前に肥満でなかった子供たちの認知機能も向上したようです。

 一方、普段通りに暮らしてもらったグループは、内臓脂肪がより増えた子が多く、テストの結果も悪

い傾向にあったようです。

 このように、こどもでも運動不足になると内臓脂肪が蓄積され種々の病気を引き起こす原因となり

脳機能にも影響を与えるようです。こどもですらこの結果です。況や大人をや、ですね。皆様も運動

不足には十分気をつけましょう!(^^)!