2008年9月16日火曜日

看・介護が主役のリハビリ施設

昨日、長崎県佐世保市にある老健施設サン(燦)へ石橋先生を訪ねてお邪魔してきました。

石橋先生って? 思われる方の為にパワリハ研のHPより引用して先生をご紹介します。
<所属>医療法人白十字会介護老人保健施設サン(燦) 施設長
      パワーリハビリテーション研究会西九州支部長
<資格> 医師(外科医)
<略歴>昭和49年長崎大学医学部卒業 長崎大学第1外科入局。
      外科医として26年間勤務し癌と免疫の研究で医学博士習得。
      その後佐世保中央病院外科部長、ICU部長を経て現任にいたる。
<趣味>天文とギャンブル。生化学・分子生物学の研究
<一言>現在パワーリハの手法を用いて癌末期患者様の緩和リハビリ(癒しのリハビリ)、
      心臓リハビリなどをテーマとしてパワーリハビリチームと共に励んでいます。

施設ではパワリハと学習療法そしてステップリハ(踏台昇降)を実践しそれぞれのリハで成果をあげ各学会等で研究報告をされています。

当日はお忙しいなか長時間に渡るプレゼンテーションと他施設見学を受けさせて頂きましたので、時系列方式で報告します。
朝9時介護老人保健施設サン(燦)到着

エントランスを入ると壁一面の「だまし絵」が・・・

石橋先生の案内でデイルームへ

広々とした食堂(カラーコーディネートから装飾まで全て専門家がデザインされたそうです)
機能訓練室

トイレにまで細やかな配慮がされています(右麻痺、左麻痺の方が使いやすいように扉の引き方向や手すりや便座の位置が工夫されていました)

使用中かどうかも一目瞭然!
右麻痺用トイレと左麻痺用トイレが並んで設置されていました。
どのフロアーも明るく機能的で計算され尽くされていて、ため息ばかり・・・

施設見学が終わると石橋先生とのman-to-manでのプレゼンテーション
私一人の為にプロジェクターまで用意されておりただただ恐縮するばかりでしたが、折角ご用意頂いたので、しっかりと勉強させて頂きました。

先生のプレゼンテーションは一般人では着目出来ない幅広いデータを元に構成されておりエビデンスに基づく評価の大切さ、医師との連携の重要性と柔軟な対応と行動力をご教授頂きました。

講話は、ガン末期の緩和ケア&リハビリテーションや心疾患におけるパワーリハの実践さらには学習療法との出会いディープインパクト(深い衝撃)や自主制作の「扉を開く鍵」、坑精神薬服用中止の事例等をサルでも分かるレベルで丁寧にそして重要事項を力強く説いて頂きました。

PowerPointの一画面                            
学習療法の事例発表を拝聴させて頂いた後に、発表事例で検証された利用者様への学習療法指導を一緒に体験させて頂きました。
(スタッフのレベルも高く利用者様は楽しそうに学習療法を行われていました)

学習療法の見学の後は昼食タイム、ご当地自慢の佐世保バーガーを頂きました!

 このデカさメガマックも小さく見えます(しかも美味しい)

石橋先生も一緒に・・・(この笑顔で終始お話しされていました)

美味しい昼食を頂きながら色々なお話しをさせて頂きましたが、先生は「質問は無いか」の連発で本当に熱くて利用者様の機能向上だけを考えられているとても素晴らしい先生でした。

また、各施設の発展とパワリハ研や学習療法の発展を強く望まれており、後進の育成や今回の様な見学にも意欲的に協力されているそうです。
先生は追い越すつもりで頑張りなさいと仰っていましたが、当施設のレベルではまだまだ・・・
心あらたに、これからも頑張り続けます!
当日、先生に頂いたパワリハや学習療法の資料です。
この頂いた資料が無駄にならぬよう、当施設スタッフにフィードバックさせて頂きます。

13時プレゼンテーションも終わり次の施設へ移動
移動の前に先生とTwo shot

石橋先生、長時間に渡るレクチャー本当にありがとうございました。
この貴重な経験を生かし当施設の発展に寄与したいとおもいます。

石橋先生とのコンタクトを取って頂いたオーロラ会の斉藤さんまた酒井医療の橋詰さん本当にありがとうございました。

当施設も研鑽を積み石橋先生の施設に少しでも近づけるよう頑張ります!

次の施設(ドリームケア)見学については次回改めてご報告させて頂きます。

投稿者:三苫