ご周知の如くこの4月1日より介護保険の改正があります、「認知症短期集中リハビリテーション」が新設され認知症においても力を入れている当院としても基準を満たすため本日はまる一日指定講習を受けに行って来ました。
朝6時に家を出て到着したのは品川駅、品川と言えばその昔日本を代表する品川プリンスと言うアイススケート場があり毎年殆どここで丁度3月下旬に医学部、歯学部、薬学部の大学生アイスホッケーの全国大会があり約1週間ほどジャージ姿で疲れ果てながら徘徊した思い出の場所です。卒後19年ぶり?ぐらいに訪れてびっくり、当時よく通った飯屋とかの跡形は全く見つからず10年一昔x2だもんな?
本題に戻り、9〜16時まで認知症についての話をお腹いっぱい聞いて参りました。
講師の先生は主に精神科の先生で認知症における診断と鑑別診断、早期発見とそのアプローチ、薬物療法等の効果についての内容。 当院に振り返ってみると介護スタッフや各セラピストのおかげでそのアプローチにおいてはかなり良いレベルで施行できている再認識ができました。
特に印象に残ったのはMCI(軽度認知機能障害)についてです。
MCIの特徴は
- 物忘れを自覚している。周りの情報でもいい
- 客観的に記憶障害がある(新しいことを覚えられない、維持できない、思い出せないこと)
- 認知機能は保たれている
- 日常生活は基本的にできる
- 認知症ではない
MCIは高率に認知機能が低下しAD(アルツハイマー型認知症)に進行するとも・・・。 と言うことは介護における認知症予防とは、できるだけ早期にMCIを発見し何らかのプログラムを導入し進行を抑えるのが我々の使命でもある。
色々なことを妄想している間にようやく1日が終了、晴れて研修修了書を手にして帰路についたのであった。 座りすぎて腰が痛い〜!
By 院長